今日は人生における趣味についてのお話。
ここを見ている人の多くはドール趣味、写真趣味という2種類の趣味を持ち、さらに他にも趣味を持っている人も多いと思います。
人間の生活には、食事や睡眠という健康を充実させるための「生活」、より良い生活や趣味を楽しむ金銭を充実させるための「仕事」、人生の満足感や交流・喜楽を充実させるための「趣味」という3種類の行動があると私は考えます。
人間の生活の1日なり1年なり長さはどうでも良いのですが、ある期間を10としたら10を超える期間を作ることはできません。時間を止めることができる人がいれば別ですが。
そして、先の3種類の行動をその10の中に振り分けて人間は生きているのです。
中には趣味が全くないんで仕事が生きがいです! 趣味がなくても生活と仕事が充実しているので十分です! という 生活:仕事:趣味=3:7:0の人もいるでしょうし、趣味が仕事!生活も充実!っていう 生活:仕事≒趣味=5:5の人もいるでしょう。食レポが趣味でそれで稼いだりしている方なんかは生活≒仕事≒趣味=10みたいな形にもなりえますね!
この数値は別に誰かに決められているものでもないですし、こうでなければいけないという正解もありません。
ただし、「生活」の中に他者との暮らしがある場合は「生活」の最低数値がその相手によって決められる場合があります。例えば結婚をしている場合、毎日一緒に食事をする、何時に就寝する、というような決まり事があると自分だけで「生活」を増やしたり減らしたりすることはできません。子供がいるとなおさらこの「生活」の値は大きくなり、制御不能になりやすいでしょう。
こう考えると、趣味というものは先に書いたように満足感や喜楽を充実させるだけのものなので、もともと趣味の値が大きい人間にとって他者と暮らすということが、かなりハードルが高いということがわかるかと思います。
極端にいうと例えば、寝る間も惜しんで働いて、食事も削り、空いた時間はほぼ全て趣味に使っている場合、生活:仕事:趣味=1:3:6 こんな感じになると思うんですけど、笑
ここに他者との生活が入ってきて毎日の掃除や洗濯、3食の食事、しっかりとした睡眠とかで生活が3になったとしますよね。たとえ仕事が1減らせたとしても趣味も同様に1減るんです。最悪仕事が減らせず趣味が2も減ることになってしまう。そうなると人生の満足感は一気に下がってしまいますからね。
(ただし、新たな生活が趣味に変わるほどの満足感を与えてくれるものとして受け入れられるのであればそれは話が別です。)
さらに趣味が複数ある人は趣味の中でも細かく刻まれている為、趣味の数値が3で趣味が3種類ある場合
趣味A:趣味B:趣味C=1:1:1 でバランスが取れていたのに趣味が2になってしまったら最悪1つの趣味を辞めてしまわなければいけないという事態にもなりかねないです。
そしてこの数値、自分だけが知っているベスト数値が誰の中にも多分存在していると思います。
そのベスト数値が崩れそうになったり、崩れてしまうとイライラしたり人生がうまくいかないなーって考えるようになってしまうと思います。
趣味というものを楽しむ上で、自分をしっかり知ることがまず大事。
自分の趣味がどんなもので、どのくらい趣味に与えることができるのか、また、趣味にどのくらいの容量が必要なのか。
趣味は変わることもありますし、趣味が仕事になることもあるし、生活が趣味になることもある、そして同じ趣味でも付き合い方を変えることで同じ割合でも充実感を減らさないという工夫もできますので、うまく自分で調整して順応できるようになれればいつまでも充実感を持った人生が送れるんじゃないかなーっと思います。
一言に「〇〇趣味です」と言っても様々な向き合い方や熱量があります。
たとえば、ドール趣味の場合。
ドールをお店で眺める、ドールの写真を見る、ドールをお迎えする、ドールを展示する、ドールを着せ替える、ドールとお出かけする、ドールの写真を撮影する、ドールを作る、などがありますね。
熱量が高いというところで言えば、たった1人だけを溺愛し続ける人、自分が好きになった子を全員お迎えする人、毎日お着替えさせる人、どこにいくにも必ず一緒に行動する人、などが挙げられます。
写真趣味の場合。
写真を見る、写真を撮る、写真をプリントする、カメラを買う、レンズを買う、写真を展示する、などがあります。
こちらも熱量というところでは、写真セミナーに参加する人、機材を収集する人、常に肌身離さずカメラを持ち歩く人、などが挙げられると思います。
大切なのは「やりたい」「やってみたい」「やっていきたい」という気持ちだと思います。
これが「やらなければいけない」になってしまうとそれは趣味でなくなってしまうことがあります。
趣味仲間と遊んだり、趣味活動にいそしむあまり、夢中になりすぎてハッと気づいたときに「やりたい」と思ってやっているのではなく「やらなければならない」に変わっていた時は、自分を見つめ直す良いチャンスだと私は思います。
周期的な会合、ツイッターへの写真投稿・・「やらなければいけない」という考えになっている方、自分が本当に「やりたい」こと「やっていきたい」こと なのかどうか今一度じっくり考えてみてほしいです。
仕事は会社や世間から「お金をいただく」以上、やらなければいけないことも多いです。そこに耐えられなければ他の仕事を探すしかありません。
しかし、趣味の場合は他の趣味を探さず一度すっぱり趣味を0にしても生活ができなくなることはないです。
人生は一度きりです。
いつ終わりが来るなんて誰にもわかりません。
1分後に死ぬかもしれないし、明日死ぬかもしれないし、あと30年生きるかもしれないし、後60年あるかもしれない。
ぜひ自分の人生を自分で充実させるための趣味を見つけて、自分に良いバランスを見つけて幸せな毎日を送りましょう!
ちなみに私の最初の趣味は映画で年間170〜200本くらい映画館に行き、さらに全ての映画を録画して寝る間を惜しんで朝まで映画を観るという生活をしていました。笑
24時間営業の映画館で1日入り浸って7〜8本ぶっ続けでみるとかいうキチガイ映画オタクでした。
なので私の思考や映像の引き出しはほとんどがこれまで観てきた映画の受け売りです。
最終的に映画に出るというところまで行きましたが、端役ですがエンドロールに名前が載ったことで満足感が振り切れてしまっていまでは動画サイトで見てるぶんを足してもまったり年間150本くらいしか観てないと思います。
他人の趣味の遍歴を聞くのとても好きなのでぜひ皆さんのも聞いてみたいですね(^ ^)